通院・治療記録

とらじの血液検査結果と今後のこと【腎結石・腎機能低下】

昨日外注したとらじの血液検査結果を聞いてきた。

気がかりな項目はやはり腎臓。

BUN(基準値15~33):32(25)
Cre(基準値0.8~2.1):2.1(1.4)
SDMA(基準値0~14):12(8)
カルシウム(基準値8.3~10.7):9.9(10.5)
リン(基準値2.8~6.9):3.2(3.4)
※()内は1年前の数値

数値自体は「腎疾患」というほどには高くはない。
問題なのは1年前と比較して変化が出ていること。

それにまだ基準値内ギリギリに収まっているものの、腎臓病は血液検査で異常が出るころにはそれなりに進行しているわけで…。
ごく初期とはいえ、「ステージでいうと2?3?2かな?というくらい」とのこと。

今回はSDMAを測りたかったのとセットだと安くなるので外注検査にしたから、1ヶ月ひとまず水分摂取量を増やして様子を見て、次回は腎臓に関係する項目の血液検査を受ける。

更にとらじは単純に腎機能が低下したのではなく、おそらく結石が関係していることから、腎臓のケアと結石のコントロールを同時進行しなければいけない。

腎結石自体はチヨちゃんにもたみちゃんにも多少はあるけれど、ここまで高齢になれば誰にでもあるようなもの。
とらじの場合はまだ4歳になったばかりなので早期から手を打たなければならない。

SDMAより先になんか怪しい気配を察するお母さんレーダー。

療法食問題

犬猫に発生する結石は数種類あるが、よくあるのは尿がアルカリ性に傾くと出来やすい「ストルバイト」と、酸性に傾くと出来やすい「シュウ酸カルシウム」の2種類。

ストルバイトは尿を酸性化するための療法食を与えることで溶解が可能だが、シュウ酸カルシウムはそういった治療が出来ない。出来たら手術で取り出すのみ。

チヨちゃんは若い頃、シュウ酸カルシウムの膀胱結石で開腹手術をした。

こんなイガイガの…。

で、ストルバイトに効果がある療法食=尿が酸性に傾く→シュウ酸カルシウムが出来るというわけで、結石の食事療法は頻繁に尿検査を受けてどの種類の結晶が出ているのかをきちんと見極めたうえで与える療法食を選ばなければならない。

とらじは家に迎えてすぐの頃から特発性膀胱炎の療法食を食べている。
その療法食、「ストルバイト尿石、シュウ酸カルシウム尿石形成に配慮」とされているが、どちらかというとストルバイトの管理に適した成分。

以前、尿の潜血反応が消えたからと通常食にしたところストルバイト結晶が出来て、この療法食に戻したらすぐにおさまった。
とらじのストルバイト結晶に効果が出ているにも関わらず腎臓に結石が出来たので、結石の成分はシュウ酸カルシウムだろうとのこと。

そして実際腎臓に結石が出来ているということは、この療法食ではとらじの腎臓の結石のコントロールは出来ていない。
それに特発性膀胱炎ということになっているけれど、結石があるのなら話は別。
それなら特発性膀胱炎の療法食を続ける意味があるのかどうか。

腎機能が既に低下していて結石のコントロールが療法食で出来ないのなら、初期の腎臓病に対応した療法食に変更するという方法もある。
ヒルズからは早期アシスト、ピュリナからは初期ステージに対応した腎臓食が発売されている。犬用はないのにいいなぁ…と思っていた。

ただ、ストルバイトならともかくシュウ酸カルシウムの場合は腎臓食に変更することで腎結石が増大したり、尿管閉塞からの腎不全になる可能性がゼロではない。
むしろ今のこの腎機能の低下はたみちゃんのように「腎臓が悪くなった」のではなく、「腎結石が原因で腎機能が低下」したのではないかと思われるので、腎臓食に切り替えるリスクもそれなりに高い。

要は結石をどうにかしないと。
これ以上大きくさせない、増やさない、出来る事ならスルッと出てきてほしいが、それはちょっと難しい。

チヨちゃんは結石の術後、ストルバイトの結晶も出るようになり、どちらにも効果があるという療法食phコントロールを食べさせた。
尿はそれでコントロール出来たものの、嘔吐下痢をするようになり、消化器系の療法食を混ぜると結晶が復活し…結局手作り食に移行し、同時にウラジロガシ茶を少し混ぜて飲ませていた。
手作り食を続ける上で、ストルバイトもシュウ酸カルシウムも出ないチヨちゃんのための成分比率を見つけるのに半月くらいかかった。毎日オシッコのpHを測って、顕微鏡で結晶が出ていないかを見て。

チヨちゃんは手作り食が安定してから結晶・結石の再発はない(腎臓で小さい石がひとつふたつ大人しくしてる)し、高齢になってからは水分過多の胃腸用療法食でとても良い調子を保っている。
あの騒動は何だったんだ?と不思議に思うほど。

とらじもそんな風になるといいなと思う。

犬の手作り食は少し勉強すれば素人にも可能だが、猫は違う。
猫の手作り食は本当に難しい。
せめてウラジロガシ茶を使えないかと先生に確認したところ、飲ませても良いとのこと。

とらじの便秘のためにラキサトーンを処方してもらったが、この頑固な慢性的な便秘に使い続けるものではないので、腸内環境を整える&便秘解消(以前たみちゃんに飲ませたらお腹がゆるゆるになった)ために乳酸菌JINも溶かして飲ませようと思い、注文した。

久々に見たらたみちゃんが試した頃からリニューアルしたみたい。

腎臓と腸内環境、ものすごい関わりがあるから早い段階から意識していきたい。
あと水分補給。本当に大事。

というわけでウラジロガシ茶と乳酸菌JIN。
がんばってほしい。

膀胱の出来物

昨日かかりつけの病院の獣医さん達でとらじの膀胱の出来物について話し合ってくれたらしい。
もしかしたら出来物というよりも血の塊かもしれないという意見も出たのだとか。

次の診察では再度超音波検査と膀胱穿刺による尿検査。
それまでに単純な血の塊や一時的なしこりであれば変化があるだろうからひとまず1ヶ月温存して様子見。

たみちゃんは規格外

検査結果を見て、

「この数値は犬も猫も見方は同じですか?たみちゃんは最後までクレアチニンは高くならなくて、たまに2.2とかになると大慌てだったじゃないですか。BUNだって治療法とお世話が確立されてからは20~40台だったし。」

と話すと、先生が違うんだよなぁ…という顔で訂正してくれる。

「もしかしてたみちゃんを基準にしたらダメですか?」と聞くと、

「たみちゃんは規格外!投薬や食事療法をした上での数値で、何よりお母様のケアがなければとてもじゃないけれどあそこまで生きられなかった。」と、先生。

たみちゃんは規格外。
会話のすれ違いが整った瞬間(笑)

規格外のたみちゃんが教えてくれた腎臓ケア、同じく規格外の若い頃のチヨちゃんが教えてくれた結石のコントロール。
無駄にはしないよ。